令和座第8回公演
令和座設立5周年記念作品
「∞」
2024.06.12 - 2024.06.16 / 東演パラータ
廃墟にて。誰もいない場所を求めてやって来た青年は地下の穴から謎の声を聞く。助けてくれという声を無視できずロープを垂らすが、土地の所有者に見つかり不審者として注意を受けることになりその場を去る。
土地の所有者の男は管理人に管理をしっかりするよう伝えるが、管理人は裏で人身売買を行っており廃墟にはその仲間もやってきていた。
管理人の仲間である女は優雅にお茶を楽しみ、妹に生きる教訓を説いたりなどする。
妹である真理子は、地下の穴に人がいることに気付いていたのだが、ひょんなことから包丁を穴に投げ入れてしまう。
真理子は穴の中の人間を自分が殺したのではないかと思い精神に深い傷を負う。
しかし、穴ぼこの中のいた男は生きており、ついに自力で脱出する。男は誘拐された自分の妹を探して、人身売買の2人を追ってきたのであった。
令和座設立5周年を記念して制作された第8回公演は、空間・時間・関係を徹底的に劇空間に溶け込ませ、観劇者1人1人に違う印象を与えるべくして創作された困惑の一幕劇。